部屋探しというムチャぶり

「おい坊主、待ちな!」ひっ、何でしょう親分!私、今日は何も悪い事しちゃいねぇですぜ。だから殴らんでくだせぇ…。

「馬鹿、ちげーよ!人を鬼とでも、思うておるんかこ奴は!」ひっ、私は。「まぁええ、座れや。実はな、部屋探しを頼みてぇんだ」へ、何ですかいその頼み?

「物件さ、俺ら鍛冶屋がこんなちっこい工房で、何時までも良い仕事出来るかってんだ」新しい工房…でげすか。急な話すなぁ。

「まぁ、話したのはお前が初?何にせよ、他の奴らびっくりさせるつもりさ」へぇ、そりゃ立派なご覚悟。

「で、部屋探しどうだ?アテあんだろ?」俺を選ぶ理由は?「一人暮らしだろお前。詳しいはずさ!な!」はぁ…?予算等はどれ位を考え?

「そりゃお前、給料3か月分」笑えん。それで此処より大きな場所は無理。「部屋探しが無理?貴様!」平均的な相場があり、まずリサーチ先決。

「部屋探し始めやがれ!」へ、へい…ったく、大変な話ばっか。問題有れば言えよ。「期待してっぞ」どうしよう、最悪